バックスラッシュと円記号

バックスラッシュと円記号は個別の文字として定義

Unicode では、バックスラッシュ ＼ と円記号 ¥ は別の文字としてそれぞれ個別にコードポイントが割り当てられています。具体的には、バックスラッシュ ＼ は U+005C に、円記号 ¥ は U+00A5 に割り当てられています。
Unicode 上ではそれぞれ別の文字であっても、従来の Unicode 以外の多くのエンコーディングでは、2つの文字は等価な文字として扱われてきました。そのため、処理系によっては Unicode 文字列を Unicode 以外のエンコーディングに変換した場合、円記号とバックスラッシュはどちらも 0x5C に割り当てられるかも知れません。
他の符号化形式に変換されたあとのことを考えて、Unicode 文字列にてバックスラッシュ(0x5C)を特別な文字として検査するのであれば、同様に円記号(0xA5)も検査することを忘れてはいけません。

(続く)