日記での隠語

dacさんのこのあたりを読んで、これまでも日記やその他の場所で「某人」「某所」をはじめとする仲間内だけでの隠語を少なからず使っていた身としては、いろいろ考えさせられます。深い思慮なしに − 言い換えれば読み手への配慮なしに − 使っているものが大半ですが、確かに背景を理解していない第三者からすれば気分のよい表現ではないはずです。

もちろん、わざわざ具体的な記述をするまでもないという理由で「某」という表現を用いることもありますが、自分で読み返してみても、必要以上に隠語を多用していることもしばしば。

仲間内だけで通じる隠語を用いることで、暗にしろ陽にしろ結束意識が高まるという点はあるものの、

読み手にはあまり良い選択肢は無い。使うかどうか決められるのは書き手だけだ。だから書き手こそジャーゴンの功罪を正しく厳密に理解すべきだ。「知らなかった」「意識していなかった」というなら是非知って意識して欲しい。

という点は、まったくその通りだなぁと思ったり。

まったく未知の第三者に対してまで必要以上に気を使った表現を心がけようとは思いませんが、それでも、この話は日記に限らずまっちゃ139勉強会のように、参加者の仲間意識が高い場所での発言にも通じるものがあるんだろうなぁ…と。勉強会に関しては、「知っている人がいないので参加に躊躇する」「初めて参加するので緊張している」といった声が聞かれるのも事実です。勉強会を運営する側としては、もちろん広くいろいろな人に参加して欲しいという思いがあるにも関わらず…ということを考えると少しいろいろ反省です。