フォレンジックツールと日本語

りーふきっと(正式名称はistringsなのかな?)は、数少ない国産ツールであり、かつ日本語の抽出ができるのでとても期待しちゃってるわけですハイ。

いつのまにか決まっていたコードネーム「りーふきっと」ですが、正式名は istrings であり、いわゆる strings コマンドの拡張です。strings コマンドについては、このあたりこのあたりが参考になると思います。
伊原さんには2年以上前から激しく期待されているわけで、長らく放置したままだった UTF-8 への対応が目玉なわけですが、それ以外にも、名前から推測可能なとおり(日本語に限らない)多くの文字コードに対応する予定です。現在、ASCII、ISO-8859-*、Shift_JISUnicode の各種エンコーディングに対応*1しており、バイナリファイルに含まれるこれらのエンコーディングによる文字列を列挙することが可能となります。

7月9日のセキュリティアカデミー勉強会では、前半のツールの説明のあとには、伊原さんによる実際のフォレンジックな場面への適用が予定されており、私自身非常に楽しみにしております。

なお、istrings そのものは、7月9日までには公開したいと思っていますのでしばらくお待ちくださいませ。

*1:する予定です…大急ぎで。 (;´Д`)